そろそろ賃貸からマンション購入をしたい..そんな時に新築か中古どちらの物件を購入したらよいか迷ったりしませんか?今回は、くま先生の視点から中古物件のメリットとデメリットをご紹介していきますね。中古マンションのメリット1. 価格が安い中古マンションは、新築物件と比較すると、やはり価格が低いことが特徴です。同じエリアや平米数の物件でもやはり中古物件のほうが安く買える傾向にあります。あんまり築年数が経っていないのに、売主の諸事情(転勤など)により相場より安く買える掘り出し物件が見つかる場合があります。2.好立地にある中古マンションは、公共交通機関や商業施設、公園などの利便性が整っていることが多いです。やはり良い立地からマンションは建設されていくため、駅から徒歩10分圏内の好立地に建設されていることが多いです。通勤面から考えると、駅からの距離が近いと非常にメリットが大きいです。家も年をとりますが、私たちも年をとります。若いうちは、少々駅から離れた物件でも運動になるからと言って割り切れますが、年をとるごとに駅近物件はやはり魅力的だと感じるでしょう。将来的にもその物件で快適に暮らしていけるかどうかを考慮する必要があります。当たり前ですが、新築で人気の駅から徒歩10分圏内の好立地ですと、やはり価格も高くなってしまいます。3. 早く入居できる中古マンションは、建物が既に完成しているため、新築物件と比べて入居までの時間が短くなる傾向にあります。新築マンションの場合だと、購入してから実際の入居に1年から2年ほどかかる場合もあります。中古マンションは、子供が生まれるなどで急いで住居を必要とする場合や、早く入居したい場合にはおすすめです。4.部屋を実際に見てから決められる実際の部屋を見てから購入することができるのは中古マンションの大きなメリットといえるでしょう。新築マンションを購入する場合は、まだ建物自体ができておらず、実際の部屋を見ることが難しいケースが多々あります。ですので、プロモーション資料やパンフレット、完成予定模型、モデルルームなどから判断する必要があります。これだけでも間取りや内装のイメージはつかむことはできますが、実際の建物や部屋に訪れることで見えてくるものもあります。中古マンションのデメリット1.修繕積立金が高い 中古マンションは築年数が経っているため、建物や設備のメンテナンスや修繕が必要な場合があります。そのため、新築マンションと比較すると、修繕積立金が比較的高く設定されている傾向にあります。現在の修繕積立金の価格が低くても、将来的に値上がりする可能性も大いにありますので注意が必要です。総合的に予期せぬ費用や手間がかかることがありますので、事前に建物の状態を確認することが重要です。2.内装の設備が古い新築マンションと比較すると、やはり内装の設備や設備機器が古くなっていることが多い傾向にあります。一方で、キッチンや浴室、トイレなどの設備を新しく交換し、すでにリノベーションしている状態で販売している中古マンションも多いです。場合によっては、新築に近い快適な暮らしを送ることができます。ただし、目に見えるものだけではなく、目に見えないところもチェックすることが大事です。ぱっと見はきれいでも、実は配管が古い..などということもあり得ます。3.耐震性や建物の老朽化中古マンションは築年数が経っているため、耐震性や建物の老朽化が気になる点です。国土交通省によると、現在のマンションの寿命は117年と公表されています。1981年に「新耐震基準」が始まりましたが、それより前に建設されている建物は耐震基準が現行の基準と異なる場合があります。日本は地震大国ですので、災害リスクはしっかりと確認する必要があります。4.価格がバラバラ中古マンションの価格は、一般的には売主(物件の所有者)が設定します。早く購入してほしい場合は、安価な価格で売り出されている場合があります。一方で、売主が入居中の状況で、売れたらラッキーだよねと焦っていない気持ちから相場よりも高い価格帯で売り出されていることがあります。ただし、購入希望者は、売主が提示した価格に対して、ご自身の予算や物件の価値を考慮し、値下げ交渉を行うことができる場合があります。交渉の結果、双方が合意に達した価格が最終的な販売価格となります。5.新築と比べると審査が厳しい全ての中古マンションが審査に通りにくいわけではありません。ただし、中古マンションの購入において、一部の場合では新築マンションよりも金融機関の審査が厳しくなることがあります。中古マンションの建物の築年数や状態を考慮して、金融機関がより慎重な審査を行う場合があるからです。例えば、建物の老朽化や修繕の必要性があると判断された場合は、金融機関はそのリスクを考慮する場合があります。必要な修繕やリフォームの費用や将来のメンテナンスについても審査のポイントとなることがあります。購入する中古マンションの評価額も審査に影響を与えます。評価額が低い場合は、審査に通りづらくなる可能性があります。ただし、審査基準は金融機関によって異なるため、複数の金融機関と相談し、条件や審査基準を比較しましょう。くま先生のまとめ今回は中古マンションのメリットやデメリットについてご紹介していきました。中古マンション市場では、時折、通常の相場よりも割安な価格で購入できる魅力的な物件が見つかることがあります。中古マンションと新築マンションのどちらが良いかについては、一概にはいえません。中古でも新築でも、周辺環境や利便性も考慮して自分のライフスタイルに合った納得できる物件に住めるといいですね。