処方箋とは?処方箋とは、医師が患者さんの病気の治療に必要なお薬の種類や量、服用法を記入した書類です。薬剤師が処方箋の内容が適正であるかを確認し、調剤を行います。処方箋は診察を担当した医師、歯科医師、または獣医師だけが出すことができます。そして、薬剤師のみがその処方箋を確認し、薬を処方できるのです。処方箋には有効期限があり、発行日から日曜日・祝日を含む4日間です。有効期限が切れてしまうと医療機関で処方箋を再発行してもらう必要があり、その際は健康保険が適用されないので費用は全額自己負担になります。処方箋を受け取ったら、早めに調剤薬局へ行きましょう。「調剤薬局」「保険薬局」「処方せん受付」などの表記がある薬局であれば、どの医療機関の処方箋でも受付してくれるので、お薬を受け取ることができます。処方箋の種類①院内処方箋特定の医療機関でのみ適用する処方箋のことです。そのため、診察を受けた医療機関の中でのみ調剤と処方を行うことができます。他の薬局にこの処方箋を出しても薬を処方してもらうことはできないので注意が必要です。②院外処方箋診察を受けた医療機関以外の薬局で調剤、処方してもらうための処方箋のことです。全国各地の調剤薬局で薬を処方してもらうことができます。③麻薬処方箋麻薬の記載がある処方箋のことです。麻薬処方箋は院内処方箋か院外処方箋かで記載の内容に違いがあります。院外処方箋には、通常の処方箋の記載内容に加えて患者の住所、麻薬施用者免許番号を記載する必要があります。一方で院内処方箋の場合は、患者の住所や処方箋の使用期間、麻薬業務所の名称と所在地の省略が可能となります。④リフィル処方箋症状が安定している患者さんに対して、医師がリフィルによる処方が可能と判断した場合に出す処方箋のことです。この処方箋は3回まで繰り返し使用することができます。しかし新薬や麻薬、向精神薬、湿布薬など一部の薬は処方することができません。どんなことが書いてある?処方箋には以下の項目が必ず記載されます。保険者番号等氏名、生年月日、性別医療機関名、連絡先、処方した医師の氏名処方される薬の名前、形状(錠剤、カプセルなど)、薬の量(1回あたり、1日に飲む回数)、飲むタイミングジェネリック医薬品への変更について処方箋のメリットとは処方箋のメリットは主に3つあります。① どんな薬が処方されたかが文書として記録に残り、自身でも確認することができます。② 薬の専門家である薬剤師が内容に問題ないかを確認することができます。③ 患者さんご自身で調剤薬局を選ぶことができます。まとめいかがでしたか?処方箋の記載事項や種類、メリットなど、知ることはできたでしょうか?🐻くま先生のYoutubeチャンネルはこちら🐻