今回はくま先生のお友達である「ホッキョクグマ」くんについて紹介していきたいと思います!生活拠点北アメリカ大陸北部、ユーラシア大陸北部、北極圏を拠点にしています。特徴◉性格学習能力が高く、力とスピード、強い忍耐力を兼ね備えています。いつも自分の直感に従って行動し、失敗を恐れないどころか、失敗すら糧にしてしまう逞しさがあり、細かいことは気にしない大らかさを持ち合わせています。思わず「ついていきたい!」と思わせる魅力に溢れています。◉得意なこと泳ぐこと!空気の詰まった体毛が浮力を作り出し、何時間も氷の間を縫って泳ぐこともできるんです。そのスピードは、なんと時速10km。足の一部は水かきになっていて、前足で上手に水をかき、後ろ足で舵をとります。また水中で2分ほど息を止めることができると言われています。◉寿命25-30年◉体格メス:体長1.8〜2m 体重150〜300kgオス:体長2.2〜3m 体重420〜500kg最大800kg前後◉血液型くまの種類により、オリゴ糖の存在パターンが違うことがわかりました。ホッキョクグマ A型・B型ツキノワグマ B型エゾヒグマ O型◉地肌の色黒色です。 皮膚の色を黒くすることで、太陽の熱を効率よく吸収することができると言われています。 寒い北極ならではの工夫でしょう。◉毛の色しろくまとも呼ばれているので、毛の色は白!と思われていますが、実は透明。内部が空洞になっていて、透過した光が真っ黒な皮膚で反射されます。この反射光と太陽光が、毛の中の空洞と泡状の無数の穴に当たって乱反射を繰り返すことで、白く輝いて見えます。白く見える毛は、雪や氷の中で狩の時に自身の姿を消すためのカモフラージュにも役立っています。また、透明な毛は皮膚まで届いているので、黒い皮膚を暖めます。空洞の毛の内部で熱を保温する効果があり、透明な毛のおかげで体温は外に逃げることがありません。毛の空洞に汚れが入り込むと、黄色っぽくなってしまいます。生態◉嗅覚とても優れていて、氷下を泳ぐアザラシの臭いがわかります。◉狩りと食事主に若いワモンアザラシを捕食しますが、単独行動のホッキョクグマは、アゴヒゲアザラシやタテゴトアザラシも捕食します。アザラシの他に鳥の卵、コケ、カリブー、クジラやジャコウウシの死骸やセイウチの子供、氷下で行き場を失ったシロイルカを襲うこともあります。氷が溶けてしまう6月〜10月は陸地で暮らすため、ベリー類など植物を食べることがありますが、基本的には肉食であり、雑食が多いクマ類の中では特殊な食事をしています。◉暮らしホッキョクグマは陸生の動物ですが、実際には生涯のほとんどを氷で覆われた海の上で過ごします。 成長したホッキョクグマは主に捕らえた獲物の脂肪を食べますが、これは体に厚い皮下脂肪を貯え、厳しい寒さを耐えるためです。◉冬眠厳密に言うと、妊娠しているメスだけが冬眠をします。それ以外の個体は冬でも活動しています。なぜ妊娠しているメスを除いてホッキョクグマ だけが冬眠をしないのかと言うと、主食はアザラシやオットセイだから。彼らは冬も普通に生活しているため、ホッキョクグマが食べ物に困ることはない=冬でも元気に活動できる、という訳です。ヒグマは主食が植物です。もちろん川の近くにいればサケなどを食べることもありますが、基本的には草や木の実を食べるので、冬になるとそれらが枯れてしまい食料不足になるので、エネルギーをなるべく使わずに生命維持するために冬眠をします。クマはクマでも冬眠するか否かは、それぞれの肉食か雑食かどうかで違うんですね。◉繁殖と子育て春から初夏にかけて交尾をすることが多いです。交尾して着床までの間に雪を掘って巣穴を作り、そこで冬眠し、11月〜1月に通常2頭の子供を出産します。たまに1頭または3頭の場合もあります。体長30cm / 体重600g程度で産まれた赤ちゃんは、3ヶ月間お母さんのミルクで育ちます。子供の成長はとても早く、巣穴から出る頃には10kgにまで大きくなっています。産まれてから2〜2.5年はお母さんとともに行動し、性成熟に達するのは3年後になります。子供は別のオスに捕食されることが多く、母親はオスを見つけると、とても警戒します。◉天敵子供の頃は、ホッキョクギツネ、ワシ、タカ、同じホッキョクグマのオスが、大人になると、天敵になるのはシャチぐらいだと言われています。