身体の中から美しく健康になるためにはインナーケアが欠かせません。意識的に低GI食品を食べることでアンチエイジングにもつながっていきます。今回は低GI食品について詳しくご紹介していきます!GI(グリセミック・インデックス)とは?GIとはGlycemic Index(グリセミック・インデックス)の略称で、各食品がどのように血糖値を上昇させるかを示した尺度であり、食品の指数は0 から 99 の間で表すことができます。食品ごとにGI値が設けられています。血糖値は、高GI食品を食べた後に急激に上昇し、低GI食品の場合、血糖値はほとんど上昇しません。指針となる値はブドウ糖で、これは食品の中で最も血糖値を上昇させるといわれています。ブドウ糖のグリセミック インデックス (GI) は 100 です。つまり、できるだけ低GI食品を摂取することで、血糖値を下げ、コレステロールを下げるのにも役立つということなのです。2型糖尿病の方に2型糖尿病の方は、頻繁に高GI食品を摂取することで、インスリンが正常に分泌されなくなるためインスリン値を常に管理する必要があります。低GI食品を意識して摂取することで、高血糖や低血糖を予防することができます。メタボリックシンドロームの予防にも!食事を低GI食品に置き換えることは、心臓病の危険因子である総コレステロールとLDL(悪玉)コレステロールの両方の数値を下げるのにも効果的です。持久系アスリートの方に持久系アスリートの方は、試合の約 1 時間前に低 GI 食品を摂取することで、インスリン値を比較的一定に保つことができます。走っているときでも、一貫して均一なエネルギーが供給されます。ダイエットにも最適GI値の高い食品を摂取することで、血糖値が急激に上昇し、ブドウ糖を中性脂肪として蓄える「インスリン」が大量に分泌されてしまいます。つまり血糖値が急激に上昇することは、「太る原因」となりますので、ダイエットの妨げになります。意外に思われるかもしれませんが、高GI食品を食べても満足感は長続きしません。消化吸収が早いため、血糖値の変動が激しく、突然空腹感を引き起こす恐れがあります。反対に低GI食品は、血流中に糖分を安定して放出するため、満腹感が長く続きます。食事のみで減量につながるかというと必ずしもそうでないかもしれませんが、低GI食品は食欲をコントロールすることができますので、適度な運動を組み合わせることで結果的にダイエットにつながります。低GI食品一覧表低 GI は〜約 30中間のものは〜約 70それ以上のものはすべて高 GI 食品として分類することができます。GI値が低い食べ物は以下の食品などが挙げられます果物:オレンジ、リンゴ、ベリー、レモン、グレープフルーツ、ライム非でんぷん質の野菜:ニンジン、カリフラワー、ほうれん草、トマト、ブロッコリー全粒穀物豆類:レンズ豆、黒豆、ひよこ豆、インゲン豆卵肉:ビーフ、ラム、ポーク、鶏肉、七面鳥、鴨魚:マグロ、サーモン、エビ、サバ、アンチョビ、イワシオイル:オリーブオイル、ココナッツオイル、アボカドオイル、植物油ナッツ:アーモンド、マカダミアナッツ、ピスタチオ、くるみコーヒー、紅茶チーズGI値が高い食べ物は以下の食品などが挙げられますコーラなどの炭酸飲料、スポーツドリンク、チョコレートバー、ケチャップ、蜂蜜、フライド ポテト、食パン、白米、スパゲッティ、ケーキ、ドーナツ、ジャンクフード食品のGI値がわからない場合は?ほとんどの食品のパッケージ表記にはGIが明記されていないため、食品のGI値が判別できない場合があります。ひとつの判断基準として、食品が調理されているか生で食べられるかによってGI値に影響を与えることが多いです。栄養成分、調理方法、熟度、加工の量など、様々な要因がGIに影響を与えます。 一般的に、調理をすることでGI の量が高くなる傾向にあります。また、個々のGI値は低くても食品の組み合わせによって血糖指数に影響を与える可能性がありますのでご注意ください。アンチエイジングと低GI食品の関係性健康的な食事つまり低GI食品を意識して食べることでアンチエイジング効果をもたらします。アンチエイジングは身体の中から健康に、その延長上にあるのが美しさだとくま先生は考えています。それだけでなく糖質の高い食事を頻繁にとることで、シミやたるみなどの肌老化の原因にもなります。健康的な食事は体重をコントロールできるだけでなく、老化や加齢に伴う病気の発症を遅らせたり、最小限にリスクを抑えるためにも非常に重要です。くま先生のまとめ今回は「低GI食品」についてご紹介してきました。低GI食品のみを食べることは難しいかもしれませんが、白米を玄米に置き換えたり、食べる順番を変えてみたり(食物繊維の多い食品から先に食べる)少しだけ日々の食事を工夫してみましょう。しっかりよく噛んで食べることで、血糖値が急上昇するのも予防することができ、満足感を得やすくなります。なるべく食事を低GI食品に置き換えていくなど日々の積み重ねで、外側はもちろん内側からも健康に美しくなりましょう。監修コンシェルクリニックグループ代表日本抗加齢医学会 専門医小谷 航(こたに わたる)現在は全国10院で各種専門医が協力して顎顔面領域に特化した医療を展開しております。治療のコンセプトはアンチエイジング、究極の予防を標榜しております。アンチエイジングの考え方のもと、皆様と一緒に長い人生を歩んでいければと考えております。よろしくお願いいたします。