今回は、脂肪吸引とは何かから、メリットやデメリットまで丁寧に解説します。脂肪吸引とは脂肪吸引とは、皮下脂肪を特殊な吸引管を使って切らずに除去する痩身治療です。手術を行う際に数ミリ程度の切開で済むため、傷跡が残りにくいのが利点です。皮下脂肪に悩んでいる方はもちろん、部分的に脂肪を取りたい方やダイエットとリバウンドを繰り返している方、できる限り短期間で痩せたい方にも効果的な治療です。吸引可能な部位は顔(頬、あご)、二の腕、胸、背中、腰、お腹、足(ふくらはぎ、太もも)となります。%3Ciframe%20width%3D%22560%22%20height%3D%22315%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2FU4_GiOeOEGo%22%20title%3D%22YouTube%20video%20player%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%3B%20web-share%22%20allowfullscreen%3D%22%22%3E%3C%2Fiframe%3E脂肪吸引のメリットとデメリットメリット食事制限や運動なしでサイズダウンできる皮下脂肪を通常のダイエットで落とすには地道な食事制限や運動などを長期間続けることが必要となります。また、効果が出るまで一定の時間がかかるので痩せたことを実感する前に挫折してしまったり、目標をなかなか達成できないストレスに悩まされることもあります。しかし、脂肪吸引であれば無駄な脂肪を簡単に取ることができます。好きな物を食べて食事を楽しみたい方や、運動が苦手な方でもサイズダウン可能です。部分痩せができる通常のダイエットでは部分的に脂肪を落とすということはなかなかできません。例えば女性であれば、ダイエットによって胸がサイズダウンしてしまうということもよく起こります。しかし脂肪吸引であれば自分の気になる部分にだけアプローチすることができるので、理想的なボディラインに近づけることが可能となります。リバウンドしにくい脂肪吸引の大きなメリットは、長期にわたってリバウンドが起きにくい点です。肥満とは脂肪細胞の肥大化によって起こるものなので、脂肪細胞の数が原因ではありません。そのため通常のダイエットでは脂肪細胞の数を減らすことはできず、脂肪細胞の大きさを小さくすることしかできないのです。よって、ダイエットを終了して元の食生活に戻ったり定期的な運動をやめてしまうと再び脂肪細胞が肥大化してリバウンドしてしまう可能性が高いです。一方で脂肪吸引は脂肪細胞の数そのものを減らす治療であるため、肥満の原因を直接取り除けるのでリバウンドしにくい体質にすることができます。デメリット希望の仕上がりにならない場合がある脂肪は吸引しやすい箇所とそうでない箇所があり、吸引しすぎてしまうとバランスが崩れやすくなってしまいます。そのため、身体の左右のバランスが不自然になりシルエットがいびつになってしまう場合があります。主な失敗例には次のことが考えられます。・想像より吸引部分が細くならなかった・身体の左右のバランスが崩れてしまった・施術部位の皮膚がたるんだり凸凹になってしまった体重はほとんど減らない脂肪組織の密度は水より軽いため、脂肪吸引を行うと見た目には大きな変化が現れますが体重はほとんど変わりません。例えば1kgの脂肪を吸引したとしても、体重は1kgは減らないのです。体重からイメージされる変化と視覚的に得られる効果は全く異なるので、ダウンタイム後の見た目の変化を重視することが大切です。色素沈着が起きることがある特定の箇所から脂肪を吸引し続けると、吸引箇所の周りで色素沈着を起こしてしまうことがあります。脂肪細胞には脂肪を体のエネルギー源として蓄える役割があるため、吸引しすぎてしまうと皮膚が枯渇状態になり周囲の筋組織との癒着を起こしてしまうので皮膚が茶色っぽくなってしまいます。色素沈着の治療法は漂白外用薬やビタミン剤などの服用が一般的ですが、改善が見られない場合には脂肪注入を行う必要があります。脂肪吸引後のダウンタイム脂肪吸引後はダウンタイムという術後の回復期間があり、個人差はありますが次のような様々な症状が現れます。・痛み・拘縮(吸引した箇所の皮膚が固くなってしまい、動かそうとした時に関節に痛みを伴うこと)・むくみ・たるみ・あざ・施術部位の肌の凸凹これらの症状が約1ヶ月から2ヶ月ほど続きます。このダウンタイムが落ち着いた頃から、施術箇所が細くなったことを実感できるようになります。ダウンタイム中の過ごし方は、激しい運動を避けて安静にすることが大切です。監修id美容クリニック大和田 朋美(おおわだ ともみ)