最近、暖かくなりはじめて、春を感じますね。過ごしやすい気温なのが春のいいところなのですが、春ってなんだか体調崩しちゃったりしませんか?そう、春って実は体調不良が多い季節なんです。冬から春にかけての季節の変わり目で体を壊しやすいのは、もしかしたら「春バテ」かもしれません..%3Ciframe%20width%3D%22560%22%20height%3D%22315%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2FXIouRI_3wUY%22%20title%3D%22YouTube%20video%20player%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%3B%20web-share%22%20allowfullscreen%3D%22%22%3E%3C%2Fiframe%3E季節の変わり目は体調を崩しやすい新しい季節の訪れを感じさせるような暖かな日から、年末のような芯まで凍える日が交互に繰り返される春。三寒四温と言われるように、一年の間で最も気温の変化が激しい季節です。気温の変化によって、実は体調不良を感じる方が多いのが春なんです。「何だかだるい気がする」「肩が重たく頭痛がする」「食欲がない、ずっと眠たい」そんな症状を感じている方は、もしかすると、春の体調不良かもしれません。季節の変わり目は風邪ひきやすいと言いますが、それは冬から春でも同じことです。この時期の体調不良は「春バテ」と呼ばれることも最近増えてきています。春の体調不良の原因それでは、なぜ冬から春にかけて体調不良が起きてしまうのでしょうか。その原因を簡単にご紹介します。自律神経の乱れ3月は一週間の間に10度以上も気温が変化することも珍しくない季節です。その寒暖差のために自律神経のバランスが乱れ、体調不良を感じやすくなってしまうことがあります。自律神経とは、内臓の働きなどを調整してくれる神経でこれが乱れてしまうと心や体に不調があらわれます。主に日中、活発に活動するための交感神経と、夜間にリラックスする時に身体をメンテナンスするために働く副交感神経の2種類によってできています。この2つの神経がバランスをとって交互に働くことによって、人間は1日の生活を送っています。気温が急激に変化すると、それに対応するために交感神経が活発に働きます。そのために負荷が強くかかり、疲れやすくなってしまいます。ストレスがかかることによって自律神経全体のリズムが乱れ、心や体調に不調が出てしまうのです。また、春は気圧の変動も激しいという特性があります。気圧変化も自律神経が乱れてしまうきっかけになります。気圧変化に対応しようとする交感神経が通常とは異なるリズムで働くために、強いストレスがかかってしまいます。偏頭痛もこのメカニズムがその原因の一端となっているのです。花粉症による体調不良3月ごろはスギやヒノキの花粉が多く飛沫する季節です。多くの方がアレルギーを持っているこの花粉を吸い込んでしまうと、免疫機能が過剰に活動してしまい、くしゃみや目の痒みに加え、体力の低下、眠気や体のだるさを感じることもあるでしょう。春に、何だかだるい気がすると感じている方は、花粉症の延長線上の症状が出ているのかもしれません。花粉症の対策方法について、詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。花粉症にはハチミツが効く?くま先生が教える花粉症対策のセルフケア新生活のストレス春といえば、新生活が始まる季節。進学に就職、転勤や異動など新たな環境に飛び込んでいくという方も多いのではないのでしょうか。慣れない環境で緊張していると、強いストレスを感じてしまうこともあるでしょう。その結果、自律神経のバランスも乱れやすくなってきてしまいます。春バテの対策それでは、どのような対策が取れるのでしょうか。春の体調不良の大きな原因である自律神経の乱れは、交感神経と副交感神経のリズムが崩れることで起きてしまいます。つまり、規則正しい生活を行うことが重要だということです。日中は活発に活動し、夜には寝る。まずはこの基本的な生活を心がけてみましょう。加えて、以下の方法も挙げられます。3食しっかり食べる1日3食のリズムが大切です。特に朝食は欠かせません。寝ている間に下がってしまった体温が上がり、消化のために副交感神経が働きます。食事を摂らないままだと交感神経が優位に立っているままの状態が続いてしまい、自律神経のバランスが崩れてしまうのです。軽い運動を取り入れてみる長くゆっくり行える有酸素運動がオススメです。ウォーキングやサイクリングなどの運動は自律神経のバランスを整えてくれるセロトニンという物質が分泌されます。いつもより1駅、2駅多めに歩いてみたり、階段移動をするようにしてみたりなど、ちょっとした工夫で運動の時間を増やしてみてください。しっかりと入浴するシャワーだけでなく湯船に浸かることで、副交感神経が働き、自律神経が整います。ストレスを感じた日や新しい環境や人に出会った時はぜひ湯船に浸かってリラックスしてみてください。衣服で体温調整体が急激に冷えたり、暑くなったりすることで自律神経はバランスを崩していきます。持ち運びのできるストールやカーディガンを用いて、こまめな調整をしてみるとよいでしょう。花粉症対策花粉症は早めの対策が肝です。花粉を実際に感じる少し前からマスクやメガネなどで花粉に触れない状況をつくり、花粉の飛び始める2週間前くらいから花粉症対策の薬を飲むなどしてみてください。まとめいかがだったでしょうか。春の体調不良を感じている方へのヒントとなれば幸いです。春は新生活の始まる季節。環境は変わらずともまたここから頑張って行こうと、多くの方が思う節目の季節なのではないでしょうか。そんな季節だからこそ、自分自身の体の様子をしっかり観察し不調があればすぐに対処してあげることが大切です。自律神経を整えるのは一朝一夕でできることではありません。これからも健康な生活を心がけていきましょう。監修コンシェルクリニックグループ代表日本抗加齢医学会 専門医小谷 航(こたに わたる)現在は全国10院で各種専門医が協力して顎顔面領域に特化した医療を展開しております。治療のコンセプトはアンチエイジング、究極の予防を標榜しております。アンチエイジングの考え方のもと、皆様と一緒に長い人生を歩んでいければと考えております。よろしくお願いいたします。