実は、間違ったやり方で小顔マッサージや美顔器を使うと逆に肌がたるんでしまう可能性があることをご存じですか?今回は、肌への刺激が少ない’リンパドレナージュ’という方法をご紹介していきます!はじめにリンパドレナージュとは?ストレスや睡眠不足などで疲れが溜まると、リンパの流れは滞りやすくなります。また、むくみはほうっておくと、水分の重みで、お顔のたるみに繋がってしまう恐れがあります。むくみをとろうと、間違ったやり方で小顔マッサージや美顔ローラーを使用し、お肌をぐいぐい引っ張ったりすると、摩擦でお肌をたるませてしまう恐れがあります。 リンパドレナージュは、優しいタッチで血行を促進し、不要な老廃物を排出させるマッサージ方法です。 軽い圧力とリズミカルなタッチをお肌に加えることで、しわやむくみを減らし、リラックス効果を与える作用があります。顔色も明るくするので、お顔がくすみやすい方に特におすすめな方法なのです。老廃物を流して小顔になれるリンパドレナージュのやり方1,手のひらをお腹に乗せ、お腹が手のひらに押し込まれるのを感じるまで、鼻から深呼吸します。 胃が平らになるまで息を吐き、5回ほど繰り返します。2,こちらの記事でご紹介している、蒸しタオルを行うと、滞ったリンパが流れやすくなるだけでなく、毛穴が開いて皮膚が柔らかくなり、美容液成分が肌に浸透しやすくなります。お顔や首の後ろに蒸しタオルをのせ、血行を促進させましょう。自宅で簡単にできる!蒸しタオルの効果とは 3,耳の後ろにあるリンパ節部分に圧力をかけて、口をパクパクと動かしましょう。首のリンパ節からアプローチすることで、リンパの流れがよくなります。4,手のひらで穏やかな圧力をかけながら額の中心から眉の上、こめかみを通り、首のリンパ節に向かってゆっくりと人差し指、中指、薬指と3本の指を使って動かします。また、眉毛の上から額にかけて下から上へと3本の指を使って動かしていきます。眉の上は凝りやすく、ほっておくと眉周辺が盛り上がり、まぶたがたるんでみえてしまいます。次に、頬骨の下を通り耳元の付け根にかけてリンパを流していきます。この時、リンパの流れに沿うように必ず内側から外側にかけてリンパを流すのを意識しましょう。顎下も水分が溜まりやすい場所ですので、こちらも顎下から耳元のくぼみにかけて老廃物を流し、耳元から首筋、鎖骨まで指を滑らせ、鎖骨のくぼみに痛気持ちいい程度の強さで10秒間ほど圧力をかけて、鎖骨をさすって脇に老廃物を流しましょう。目の下やまぶたのドレナージュを行うときは、薬指に切り替えて摩擦が起こらないように気を付けながら、このエリアも同様に内側から外側にリンパを流しましょう。この時、摩擦は絶対に避けていただきたいので、乾いてきたなと感じたら滑りの良いクリームを付け足すようにしましょう。各エリアで、この流れを約5回繰り返します。まとめいかがでしたか?即効性を出したいからと強くマッサージをするのは逆効果になりますので、気を付けましょう。優しいタッチでも撫でるように指を動かすだけでリンパは流れます。リンパドレナージュは慣れてきたら、スキンケアのついでに簡単にできるので、ぜひ毎日のスキンケアに取り入れてみてください。監修id美容クリニック大和田 朋美(おおわだ ともみ)